~インフレに負けず、詐欺にも負けない~
こんにちは、ターちゃんです。
今回は、私自身が実践している年金生活者のための資産管理術についてお話しします。
現役時代に築いてきた資産を、インフレや詐欺から守りながら、無理なく運用していくこと。
これは、これからの時代を生き抜くすべての高齢者にとって、非常に重要なテーマです。
資産は「資産三分法」で管理
私の資産は、目的別に以下の3つに分けて運用しています。
| 資金の目的 | 資産の種類 | 想定リターン(年率) |
|---|---|---|
| 短期資金 | 現預金 | 約0.1% |
| 中期資金 | 個人向け国債(変動10年) | 約1.0% |
| 長期資金 | 米国株インデックスファンド・ドル建て債券 | 約5.0% |
短期資金・中期資金は、安全性と流動性を重視しているため、インフレを考慮すると実質的にマイナス金利になります。
それでも、すぐに使えるお金や、急な出費に対応するためには必要不可欠だと考えています。

米国株インデックスファンドが資産形成の柱
私の金融資産のうち、約6割は米国株インデックスファンドに投資しています。
過去30年の実績では、
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年率リターン:約7%
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リスク(標準偏差):約11%
という結果が出ています。ただし未来は予測できません。私は安全側に見積もって、年率3.5%のリターンを想定しています。
このように、楽観的すぎず、かといって悲観しすぎないバランスが、年金生活における運用の基本姿勢だと思っています。

収入は「年金+運用益+取り崩し」で成り立つ
現在の収入源は以下の3つです。
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年金
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配当金・債券の利金
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資産取り崩し(長期資金から年率3.6%=毎月0.3%)
この設計により、生活費を安定してまかなうことができています。取り崩し率3.6%は、長期的に見ても資産寿命に大きな影響を与えない、堅実な水準だと考えています。
「実質マイナス金利の資産だけ」では資産は減っていく
ここがとても重要です。
現預金や国債など、安全資産に偏りすぎると、インフレによって資産の実質価値が減少します。
資産を守るためには、一部を実質プラスのリターンが期待できる資産に配分することが不可欠です。
年齢に応じたリスク管理は必要ですが、「リスクを取らないことが最大のリスク」になる場合もあると、私は思っています。
働いている世代へ:株式に全振りする選択も
もしあなたが働いていて、安定した収入があるのなら、生活防衛資金以外は株式に全振りするという選択も、理にかなっています。
若い世代には、リスクを吸収できる時間と力がある。この強みを活かさない手はありません。
年金生活者こそ、慎重な判断が必要
私のようにリタイア後の生活をしている人間にとって、リスクを取りすぎるのは禁物です。
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ハイリターン=ハイリスク
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「ハイリターン・ローリスク」は、詐欺の可能性大
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よく分からない投資商品には手を出さない
これは、基本中の基本です。
そして何より――
**「情報弱者は、カモられるだけだ」**ということを、肝に銘じておく必要があります。
高齢者こそ、AIを使って自分を守る時代です
今や、**AI(人工知能)**は誰でも使える時代になりました。
疑問に思ったこと、不安に感じたことがあれば、まずAIに聞いてみてください。
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「この商品は安全か?」
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「リスクはどれくらいあるのか?」
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「詐欺の可能性はあるか?」
AIは、専門用語を分かりやすく解説し、冷静な視点でリスクを整理してくれます。
スマホやパソコンに不慣れでも、今は直感的に使えるAIチャットもたくさんあります。
高齢だからこそ、AIを味方につけて自分を守るべき時代です。
まとめ:知ることが最大の防御
インフレに負けず、詐欺にも騙されず、資産を守る。
そのために必要なのは、「知識」と「判断力」、そして「調べる意志」です。
AIという強力な道具がある今、誰でも情報武装ができます。
だからこそ、最後にもう一度お伝えします。
情報弱者は、カモられるだけです。肝に銘じましょう。
どうか、あなた自身と、あなたの大切な資産を守ってください。
この記事がその一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。