資産取り崩しの第一歩としてドル建てETFを売って円転を始めました。意外と面倒です。
資産を取り崩す段になると、資産形成に取り組んでいたマインドから、資産を取り崩し活用するマインドにしなければなりません。これも、結構難しいです。
資産形成時は、とにかく増やせばよいという、人間の欲望に沿ったマインドでよかったけれど減らすとなると、どのくらいの金額を売るのか。どのファンドから売るのか、なかなか悩ましい状態です。
巷でよいといわれたファンドをいろいろ購入していますので、まさにバラバラです。
手順としては、カン・チュンド氏の著書「積み立て投資の終わり方」を参考にしました。
カン・チュンド氏は、リタイア生活ではなさそうなので、実体験ではなく考え方を示したということだと思います。と言いながらも、示唆に富む内容なので、大いに参考にさせていただきます。
手順
- 金融資産全体から定率で取り崩しを行う。取り崩し資産を回収します。
- 金融資産を安全資産とリスク資産にリバランスする。
例
■現状
金融資産 2000万円
安全資産 800万円
リスク資産 1200万円
■取り崩し割合と金融資産の比率
取り崩し率 3%
安全資産割合 50%
リスク資産割合 50%
■取り崩し額 2000万x3%=60万円
■取り崩し後
金融資産額 2000万円ー60万円=1940万円
安全資産額 1940万x40%=776万円
リスク資産 1940万円x60%=1164万円
■回収額 60万円
安全資産 800万円-776万円=24万円
リスク資産 1200万円-1164万円=36万円
■安全資産から24万円、リスク資産から36万円を取り崩し、合計60万円を生活等に使用する。
計算も面倒です。どのファンドから解約するかも悩ましいです。
ということで、ターちゃんは3%を増えているリスク資産から取り崩します。
リバランスは、年半ばの6月頃に行いたいと思っています。
ドル建てETFから取り崩すので、ドルを円に転換する必要があります。
ETFを売り始めたところなのですが、結構手間がかかります。
認知機能が衰えてからでは、対応できない恐れが高いと改めて認識しました。
ドル建ての投資信託では円でのやり取りになりますので、扱いやすいです。
取り崩ししながら、ETF、投資信託を整理し、一本の投資信託にまとめる必要を痛感しています。
資産形成途上の方も、やがて取り崩しをする日が来ると思いますので、リタイア前に投資信託、債券、株、保険等の整理を心掛ける必要があると思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。