こんにちは、ターちゃんです。
昨夜から雨が降り出し、今朝も降り続いています。まとまった雨は久しぶりですね。今日はウォーキングを休んで、年金生活について考えてみたいと思います。
年金生活者の実態
これまで他人の生活はあまり気にしていなかったのですが、総務省統計局のデータを見てみると興味深いことがわかります。
図11:公的年金・恩給の割合別世帯数の構成割合

出所:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
この2つを合わせると、約60%の高齢者世帯が「年金+預貯金の取り崩し等」で生活しているということになります。
つまり、公的年金が生活費の柱であることは間違いありません。
図13:各種世帯の生活意識

出所:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
-
子育て世帯の方が「生活が苦しい」と答える割合は高い
-
高齢者世帯は、比較的「苦しい」が少ない
よくマスコミでは「高齢者世帯が苦しい」と報道されますが、実際には他の世帯と比べればまだ恵まれている面もあるようです。
年金収入の目安
世帯あたりの公的年金収入は、年間で約240万円(=月額20万円)。
ここから介護保険、国民健康保険、住民税、所得税などが引かれるので、実際の手取りは月17~18万円程度となります。
このことを考慮せずに「年金20万円あるから大丈夫」と思っていると、後で苦しくなる可能性もあります。
資産収入の考え方
では、生活を安定させるために「月10万円の資産収入」を得るにはどうすればよいのでしょうか。
4%ルールで計算すると
-
月10万円 × 12か月 = 年120万円
-
120万円 ÷ 4% = 3,000万円
つまり、世帯で3,000万円程度のリスク資産を保有できれば、資産収入だけで月10万円を得られる計算になります。
シミュレーション例
例えば次のような条件でシミュレーションしてみました。
-
初期投資額:400万円
-
毎月積立額:5万円
-
期待リターン:5%
-
運用期間:20年
→ 想定金額は 約3,090万円 となります。
必要な元本は
400万円 + 5万円 × 12か月 × 20年 = 1,600万円
投資を活用することで、少ない元本からでも大きな資産に育てられることが分かりますね。
まとめ
結論はシンプルです。
「どうすればよいか」は既に数字で見えました。あとは自分の状況に当てはめて、計画を立て、資産形成=収入-支出+(資産x運用利回)にあてはめ実行するだけ。
資産形成は机上の計算ではなく、日々の積み重ねから始まります。年金に頼りすぎず、投資をうまく取り入れて、安心できるリタイア生活を目指しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。